コラム

ぶどうはQueen of Fruits

ぶどうはQueen of Fruits(果物の界の女王)だと、私は勝手に思っています。まずは品種紹介の前に、女王と呼ぶにふさわしい理由を紹介しますね。

ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれています。ブドウ糖⁉、何か聞き覚えがありませんか? そうです、病院などで体力が衰えている患者に直接血管に点滴注注入するあれです。ブドウ糖は体内で代謝の経過を経ずにそのままエネルギーになってくれるので、疲労回復効果が非常に大きいと言えます。これだけでもすごいと思いませんか?国民の健康や安全を考える女王のような存在ですね。

ぶどうはポパイのほうれん草?

でもまだまだすごい効能があるんです‼ ブドウ糖や果糖などの糖質は直接脳の栄養源となり、脳の働きを活発にし、集中力を高める効果があります。
肉体が疲労したとき、脳が疲労したとき又は集中力を高めたいときに数粒口の中に放り込む、すると直ぐに肉体や、脳に働きかけてくれる。すごいと思いませんか?まるでポパイのほうれん草のようですね。ポパイのほうれん草?若い方にはわからないかもしれませんね(^^)、でも一般的な食物は食べてから消化つまり代謝の経過を経てから吸収されるので時間がかかりますが、ぶどうは即効性があるんです。つまりポパイのほうれん草は本当なら食べてから数時間経過しないと効果はないはずなのであれは嘘!と言ってしまうと夢がなくなるのでポパイの話はここまでにします。ブドウを食べるとポパイのほうれん草のようだというイメージを分かってもらうために引用しました。

葡萄を皮ごと食べて健康で長生き!

葡萄にはポリフェノールが沢山含まれています。そのほとんどが葡萄の皮に含まれています。その中でも特筆すべきが、葡萄に沢山含まれているポリフェノール(自然界に5,000種類以上あるそうです)の一種であるレスベラトロールです。(アーモンドの薄皮やリンゴの皮にも微量ですが含まれているそうです)
その働きがすごい!血液中の悪玉コレステロール(LDL-コレステロール)が活性酸素によって酸化され、そのまま蓄積すると動脈の弾力が失われ、動脈硬化の原因に。レスベラトロールは、悪玉コレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化のリスクを下げる働きをするといわれています。
また、血液中で止血の役割をもつ血小板が異常に凝集すると血栓ができてしまうため心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。
レスベラトロールには、血小板の異常な凝集を抑制する作用があることも実験の結果からわかっています。さらに、動物実験の結果、肝臓でのコレステロールの蓄積を抑制し、血液中の悪玉コレステロールを減少させるという報告もでています。このことからもレスベラトロールは、心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げる長寿成分として期待できるでしょう。

なので、皆さん葡萄は皮ごと食べましょう!


■ブドウ(葡萄/ぶどう)に含まれる栄養成分と効用

イタリアには古くから”Buon vino fa buon sangue” (良いワインは良い血をつくる)ということわざがあります。ワインが健康に良いという意味ですが、アルコールとともにポイントとなるのは原料のブドウに含まれているポリフェノールの効用によるところが大きいのではないでしょうか。

ブドウ糖による疲労回復効果

ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれており、これらは体内で代謝の経過を経ずにそのままエネルギーになってくれるので、疲労回復効果が非常に大きいと言えます。

脳の働きをよくします

ブドウ糖や果糖などの糖質は直接脳の栄養源となり、脳の働きを活発にし、集中力を高める効果があります。

アントシアニンなどのポリフェノール

ブドウにはポリフェノールが沢山含まれています。特に皮や種の部分に多く、これはガンや動脈硬化の予防に効果があるといわれています。また、その中のアントシアニンは色素成分で赤ブドウに沢山含まれており、目の疲れや糖尿病による目の病気など、視力回復につながる重要な役割を果たす成分として注目されています

ポリフェノールの一種レスベラトロールに食物アレルギーの発症を抑える効果

ぶどうに含まれているポリフェノールにはたくさんの「レスベラトロール」という成分には、食物アレルギーの発症を抑える効果があることを、山梨大医学部の中尾篤人教授(免疫学)らの研究チームが突き止め2012年9月に発表されました。
2012年09月06日 山梨日日新聞記事より

人ではなくマウスでの研究結果ですが、レスベラトロールを摂取したマウスは、血糖値が改善したり、体内のコレステロールなどの過剰な蓄積が減少するという効果が報告されています。 これらのことから、糖尿病などのメタボリックシンドロームを予防する効果が期待されています。